ちょっと、小説チックに書きますね
そのほうが、皆俺の気持ち分かるだろうから
4月の末の話。
「牧場に行きたい」
「ん?ああ、GWの話ね」
私はGW福岡から帰ってきてから何がやりたい
って聞いたんだっけ。
ご飯を食べながら、美幸の話に耳を傾ける。
「千本松牧場ってのが栃木にあるんだ、
牛さん見たい、牛さん見たい」
少女のような目を輝かせて、楽しそうに喋る。
彼女自身、動物は相当好きな方である
以前、熊本の熊牧場に連れて行ったら
一日そこで時間をつぶすことが出来るぐらい
動物が好きな子である。
「栃木のどの辺にあるの」
「塩原の辺りだよ、アイスクリームも食べたいなぁ」
「じゃあ5日は千本松牧場に行こうか」
「うん。GWだから、朝7時には出ようね、混むの嫌だから」
何でもない普通のカップルの会話、いつもと違うのは
美幸が、行き先を先に決めてきたところぐらいだった。
~4日夜~
福岡から飛行機で帰ってきて、二人で焼き鳥屋でご飯と
お酒を少し飲んで、家に帰って。まったりしてた。
ガサゴソ、ガサゴソ
着替えが入っているであろう
バックを美幸があさっていた。
「はい」
バックから出てきたものは
青色の見慣れた箱。
”adidas”
そう、スニカーである。
以前から、私はいつも革靴、たとえジーパンであっても
そうなことが多い。
美幸に結構前から、スニーカーかいなよ。
といわれ続けていた。
「スニカーって何かって良いか良く分からんもん
白い奴とか、なんか浮く感じがしてさ、
美幸が選んで買ってくれよ」
そんな会話を何ヶ月も前にしたのを思い出した
ふたを開けると、白をベースに緑色のラインの入った
真新しい、靴が入っていた。
「私も買ったんだ」
白をベースに赤いラインの入ったナイキのスニカー
自然と私の顔もほころぶ。
「ありがとう」
「ほら、明日牧場に行くからと思ってさ。革靴じゃ調子悪いでしょ、
それに緑、好きでしょ」
私の色の好みを考えてまで、買ってくれたと思うと。
顔の筋肉が緩みっぱなしになった。
「明日も早いから、もう寝よう」
明日7時に出るので、さすがに寝ないときつくなるので
12時前には電気を消した・・・・
~5日~
『ピピピピピピ』
聞きなれたベルの音で起きる。
時計を見ると6時。
正直、自分は用意なんて15分もあれば
出来るので。
ウダウダしていた。
女性はそういうわけにも行かず。
朝からバタバタと、色々やっている。
女とは行こうとした時間には必ず遅れる
生き物だと私は思っている。
美幸も例に漏れずそうなんだが。
今日は、パタパタと、急いで用意をしている。
「はい、出来たよ。イコ」
いつもの倍以上の速さで、化粧を済まし、髪を整え
用意が出来ている。
いつもとは違っての速さに戸惑いながらも
昨日購入した、おにぎり、おやつの袋を握りしめて
車に乗り込む。
眠い目を擦りながら
目に入ってきたのが

ハマベである。
車を急停車させると。
「福岡から着ました、ハマベです。
ハマちゃんって呼んでください」
あいのり張りの自己紹介をしながら車に乗り込んできた。
朝から、悪友の悪乗りにテンションが上がりつつ。
又車を走らせる。30mしないうちに
もう一人看板を掲げている
男が居た。

マッキーである
元は、福岡県民なんだが
このGWから名古屋に引っ越したはずの友人が
埼玉にいる。
状況はいまいち飲めなくなったが
とかく楽しい。そしてマッキーがここに居る。
当然ながら
彼も車に乗せる。
車の中に4人
行き先を聞くのも野暮なので。
それは聞かず目的地へ。
目的地は佐野。
彼女の実家の近くである。
行く途中に、フワフワとパラグライダーが飛んでいる
これは経験済みなので、特に私自身恐怖心も無く
あれかなぁーと思ってた矢先
ハングライダーが飛んでいた
そう、三角のやつである。
そこでマッキーから
「俺がね、縦はやめよう最初だから横にしよう横に
って、ハマベを説得したんだよ」
そこで、私はハングライダーをやるんだと
思い込んだ
ちょっとしてから現場到着
大きな原っぱに
結構ワッサワッサと人が居る。
係りの方が案内してくれて
座らされる。
『チャンチャチャーン♪』
軽快な音楽とともに講習ビデオが始まった
『スカイダイビングとは~』
!!!!!!!!!!
スカイダイビングか!!!!
俺もマッキーも驚きの色が隠せない
今回は俺が騙されるはずたっだのに
仕掛け人であるマッキーも騙されている。
正直、私はパラグライダーも二、三回やっているので
とくに恐怖心は感じなかったが
未知への恐怖のようなものは感じられた
「ビデオを見終わったら、この書類を見てハンコとサインお願いします」
当然、ハンコなんて持ってきていない・・・・
「はい」
美幸に手渡されたのは、岩下って書いてあるハンコだった・・・・・・・・
「靴の紐ちゃんと結んでね」
そう、いつもは革靴で歩いている私が
今日は、スニカー。
先日美幸にもらったものである
この辺も、作戦にこめられていたのであろう
あれよ、あれよと、ダイビング用の洋服を着せられ
ヘリコプターを待つ
バタバタバタバタと、けたたましい音を響かせながら。
ヘリがやってくる
ダイビング用の洋服を着て、乗り込む姿は
まるで、「ハルマゲドン」のワンシーンの様だ
もちろん、一人で飛べるわけでなく
タンデム(二人)で重なって飛ぶ形だ
私と美幸、加えて2人、乗り込む
けたたましい音と共にヘリコプターが飛んだ。
地上から
結構なスピードで上がって行く
かなりのスピードだ、あっという間に町が点になってしまう
私は少年のような目をして、運転席周りのメーターや
周りの風景を見渡していた
「操縦してみる?」
不意の申し出にとても驚いたが
そんなこと、普通は出来ないので。
操縦管を握らせてもらった
ふぁ~ん~~~
ちょっと傾けるだけで、
結構機体は曲がる。
曲がりすぎると怖いのでカウンターを当てる
あんな大きな機体の割には操縦管はかなり繊細だ
そんなこんなしてると、どうやら落ちるポイントに付いたらしい
ドアが外される。
もう、何の躊躇も無い。
というより、最初から躊躇なんて無い。
むしろテンション上がりまくっていた
足元は、見渡す限りの雲
恐怖心なんて無く、気持ちよさそうというものが専攻した
チラッと美幸の顔見た後
3・2・1・・・・
”あーーーーーーーーー”
って声を出すのかなと思いきや自分でも言葉は発することは無く
以外に冷静。
結構な速度で落ちているのだが
見比べるものが無いために
飛んでいるという錯覚に陥る。
我ながらかなり冷静。
周りを見たり、する余裕があった
方をポンポンってたたかれたかと思うと
股と肩に衝撃が掛かった
そう、パラシュートが開いたである。
そのころからやっと、周りの風景が見え出した
もうパラが開いてしまえばいつもの
パラと変らない
「ちょっと遊んでください」
とお願いして、空中でぐるぐる回してもらった
もれなく、少し気持ち悪くなった。
着地も無事に終わり。
カチャカチャ外していたら、
キャッキャ言いながら美幸も落ちてきた。
相当、彼女も楽しかったらしい。
まだ飛んでいないマッキーも近づいてきて
キャッキャ騒いでいる私たちを
ちょっと、変な目で見ている。
そう、マッキーはまだ不安なのである。
そんなこんなしているうちに
マッキーもヘリに乗り込まされ
飛んでいってしまった。
下で3人で待っていると。
楽しそうな顔でマッキーも帰ってきた
やっぱり、彼も楽しかったのであろう。

キャッキャ言いながら
与野に帰り解散。
予想外に疲れていたのであろう
ぐっすりと眠ってしまった